ピルの基本知識②処方中の方へ

授乳中のピルは赤ちゃんに影響ある?妊娠中・出産後・授乳中のピルのリスク

『授乳中のピル服用による赤ちゃんへの影響は?』

『産後・授乳後どれくらいでピル服用は可能?』

『ピルを服用していると将来の妊娠に影響はあるの?』

妊娠中や授乳中には、服用を避けなければならない薬がたくさんあります。

経口避妊薬であるピルも一般的な薬と同じく、医師の処方が必要な薬。しかし、避妊目的やPMSの軽減のために、出産後の生理開始とともにピルを服用したいと考える人も多いでしょう。 ピルを服用する前に、どのように身体に影響するのかをきちんと知ることで、赤ちゃんだけでなくお母さん自身を心身ともに負担を減らすことができます。

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産後や授乳中のピルの服用について

家族計画として産後の避妊について考えることは重要。というのも、出産直後で生理が始まる前でも、妊娠することは可能だからです。

特に出産後はホルモンバランスが不安定なこともあり、生理日を予測することが困難。そのため出産後は妊娠しやすい時期とも言えます。

また、『妊娠前にPMSで悩まされた人』は、生理が再開すると同時にピルを服用したいところ。慣れない育児に酷い生理痛なんて考えたくないものです。

ちなみに、産後初めての生理は母乳を全く与えない人では1ヶ月ほどで起こりますが、完全母乳の人では6か月ほど生理がない場合があります。

では、出産後や授乳中にPMSの軽減や避妊の目的などで、ピルが必要な場合はどうすればよいのでしょうか。出産後に影響するピルのリスクとその対処法を見てみましょう。

産後や授乳中のピルの影響とは

繰り返しますが、ピルは禁忌事項もあるホルモンの薬。ですので結論からいうと、授乳中にピルを服用することはできません

しかし、自然分娩、帝王切開などに関わらず個人の体質や妊娠時、産後の状態は十人十色。ピルを服用したい理由も人それぞれです。血液検査の結果などから、担当の医師に適切な時期などを判断をしてもらうことが大切です。

産後や授乳中に影響するピルのリスクと対処法

妊娠中や産後に問題のない健康な人の場合でも、ピルが産後や授乳中に影響するリスクはあります。リスクと対処法をセットにして確認しておきましょう。

リスク①産後は血栓症のリスクが高い


ピルに含まれるエストロゲンにより、特に産後は血栓症のリスクが高い

対処法⇒ピルを開始するまで出産から少なくとも3週間待つ。避妊目的の場合はコンドームを使用する。

リスク②赤ちゃんにピルの成分が


ピルに含まれる薬の成分を、母乳を介して赤ちゃんへ飲ませてしまうことになる。また、エストロゲンにより母乳の量が減ったり、質を悪くさせる可能性がある。
対処法⇒授乳をやめるまでピルは服用しない。避妊目的の場合はコンドームを使用する。

また、日本産科婦人科学会のピルに関してのガイドラインによると、授乳している人と授乳しない人では、ピルの開始時期が異なる場合があります。

●授乳中の人の場合、ピルの服用は産後6か月以降
●授乳をしない人の場合、静脈血栓塞栓症の危険因子がない場合は3週間以降、危険因子がある場合は6週間以降

授乳する人と授乳していない人では、ピルの開始時期について大きな違いがあります。自身だけで判断せずに必ず医師と相談することをおすすめします。

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妊娠中のピルの服用について

これまで出産後や授乳中のピルの影響についてお話してきましたが、ピルを服用している人の中には、妊娠していることがわかり、服用を続けるべきか悩む人も多いでしょう。

PMSや月経困難症などの症状が、ピルをやめることによって増幅するのではないかと、不安になる人も多くいます。また、今すぐでなくても将来的に子供が欲しいとなった時に、今飲んでいるピルの影響はないのかと心配になる人も。
ここでは、そんな妊娠に関わるピルの影響についてお話しします。

ピル服用中に妊娠がわかったら

妊娠に気づかずにしばらくピルを服用していた、という可能性もあるでしょう。お母さんが服用しているピルは、赤ちゃんに悪影響を及ぼすのでしょうか。

日本産科婦人科学会のガイドラインでは、
OC(経口避妊薬)は元来避妊を目的としたもので妊婦に投与されることはないので,妊婦に対する安全性は確立されていない。妊娠が確認されれば直ちに服用を中止する
とされています。
一部の研究では、妊娠初期の避妊と低出生体重、尿路の異常、早産などとの関係が示されたものの、臨床的にはほとんど観察されていません。

しかしピルは薬ですので、妊娠が疑われたらすぐにピルの服用を中止することが重要です。

妊娠の可能性がある場合はまず、自宅で妊娠検査薬を使用して検査しましょう。妊娠検査薬の結果が陽性である場合は、ピルの服用を中止してください。

妊娠検査薬での検査が不可能な場合は、妊娠が確認できるか、妊娠の可能性が無い(はっきりとした生理が来る)ことが確認できるまでピルの服用を中止します。

妊娠がわかるまでのピルの影響や体調について心配な方は、医師の診察を早めに受けることをおすすめします。

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将来の妊娠へのピルの影響とは

では、ピルを服用していると、将来の妊娠への影響はあるのでしょうか?

ピルは妊娠を防ぐので、服用を続けることで将来の妊娠にリスクがあるという一般的な考えがあります。長期的な服用が妊娠の可能性を低下させるのか、数ヶ月なら影響ないのではなどという話を耳にすることも。

今となってはピルは世界中で使用される避妊薬。

一般的に使用されるために、数多くの研究が行われ、ピルは妊娠率に悪影響を及ぼさないことが明らかになっています。ピルを使用したことがない女性と定期的に使用した女性の妊娠の可能性を比較し、違いや利点は見つかっていません。

研究によると、ピルは妊娠をわずかに遅らせる可能性がありますが、長期的な見方では妊娠に影響はありません。

これはピルの服用を中止した後、排卵は通常1か月以内に再開するのですが、正常に戻るまで時間がかかることがあるためです。

逆に、ピルをより長く服用していた女性は、ピルを中止してから6か月以内に妊娠する可能性がわずかに高かったことを研究では示しています。このことはピルが避妊ではなく、不妊治療にも使用されることが証明しています。

ピルはホルモンバランスを整えて月経周期を安定させるため、不妊治療の体外受精に備えて一時的に卵巣を休め、その後の妊娠を期待するためにも使用されます。

『え?そうなの?』意外とみんなが知らないピルについてのこと


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